2022年2月のコーヒー

El Salvador
Santa Elena

ラテンアメリカを代表する有機農園

 

名門とされる有機農園

 

 

サンタエレナ農園は、
エル サルバドルでスペシャルティコーヒーを
最も多く生産する地域

 

アパネカ・イラマテペック山地で
60年前に植樹し農園を開始しました。

 

コーヒー生豆の品評会
Cup of Excellenceでは

これまでに7回の受賞歴を有する名門農園

 

 

オーナーのフェルナンド・リマ氏は

レインフォレスト
JAS認証など
サスティナブルなコーヒー生産を
率先して行っています。

 

コーヒー生産は
140Haの土地で作られていて

 

全区画JAS認証のもと

オーガニック生産が行われています。
 

ラテンアメリカ

最大の有機農場の1つとも言われており

 

2014年には

レインフォレストアライアンスを認証している

中米農園のベスト10にも

ノミネートしたほど、

 

サスティナブルな生産と

コーヒーの品質双方が

高く評価されている農園です。

 

木を切らずに大切に育てました。

 

 

コーヒーの木は植えてから
約5年位でしっかりと実を付けて
約20年〜25年位で切り倒され植え替えられます。

 

オーナーのリマさんは
「木に負担がかかる切ることはできるだけしたくない!」
 

そんな考えから

木を曲げて固定して
ストレスがかかった場所から新芽がでる
 アゴビオという方法を取られています。

 

この方法を取ることで
サンタエレナ農園では
 樹齢80年〜100年の木が沢山あります。

 

ただ
この方法は木を曲げるため
相当な力を1本1本加えなければならず
人手とコストが相当かかってしまいます。

 

また、

リマさんはこの土地には
ブルボン種が合っていて
味も格別だとおっしゃっています。
 

 

ワインと同じ精製方法

 

 

このコーヒーは
「アナエロビック・ファーメンテーション」
 という方法で作られています。

 

通常コーヒーを精製する時は
酵素に触れることで
活発化する微生物の働きで発酵させる
「好気性発酵」

 

「アナエロビック」は
酸素に触れずに活動できる
微生物の活動で発酵させる

「嫌気性発酵」

 

この方法は
ワインの醸造で行われている手法

 

収穫したブドウを酸素と
触れ合わせないようにする事で
芳醇なアロマを生み出しています。

 

作り方は

 

果肉が付いたままのコーヒーチェリー
または
ミューシレージ付きの状態で

 

発酵時のガスを逃がす
逆止弁の付いた密閉容器に移され
発酵がおこなわれます。

 

発酵時のガスで
密閉容器の中の空気(酸素)が外に出され、

 

容器内は
酸素のない環境で活発に活動する微生物によって
発酵が進むため、
独特なフレーバーが生み出されます。

 

 

好気性発酵では感じることが出来ない
芳醇な香りを楽しんでください。

 

 

 

《豆情報》
標高:1,850m
精製方法:アナエロビック(嫌気性発酵)
品種:ブルボン
焙煎度:中煎り
フレーバー:マスカット・シトラス
ナッツ・紅茶

エル・サルバドル
サンタ・エレナ農園