歩くコーヒー百科事典
Panama
Cuatro Caminos
【パナマ クワトロ・カミノス農園】
農園情報
標高:1,350m
品種:レッドカツアイ
精製方法:ウォッシュド
産地:ボケテ
焙煎度:中煎り
カップコメント
ネーブルオレンジ
ブラウンシュガー
キャラメル
ミルクチョコレート
カシューナッツ
今後の参考にするため,評価をお願いします。
パナマという生産国
現代で最高峰といまれているのが
ゲイシャ種
ゲイシャ種を有名にした国が
パナマ
今では
パナマのゲイシャと言えば
世界中から高値で購入されているのですが
1990年頃のパナマは違いました
その頃のパナマは
コーヒーは単なる換金作物として
高度や品種を問わず
すべて混載されて出荷されていました
やがて
精製の段階でそれぞれの品種に分けて
カッピングをするようになってから
ゲイシャ種が特別なコーヒーだと
気づくことができたんです
その後
品質を向上させるため
気候や自然環境によって
どのようにコーヒーの個性を
生かすことができるかを思考錯誤して
世界のニュー・プレイヤー
となりました
歩くコーヒー百科事典
クアトロカミノスで
農業全般の責任者を務める
アンドレス・ロペスさん
コーヒー業界で30年以上
経験があるベテラン
アンドレスさんは
コーヒー生産が盛んな地域で生まれ
10歳の頃
学校が休みの日に
小遣い稼ぎのためコーヒーチェリーを
摘んだことがコーヒー人生の始まり
パナマの大学で機械工学を先行
その時
コーヒーを生成するミルを設計
開発する中で
一生かけても
すべてを味わい尽くせない
コーヒーの奥深さに魅了されていきました
その情熱に駆り立てられ
精製や品質管理の仕事を経て
農業に関する課題を調査する
仕事を経験
その数年後
収穫後の精製とともに
農園管理も任されました
コーヒーにおいて
多彩な経験を持っているため
歩くコーヒー百科事典
と呼ばれています
アンドレスさん曰く
コーヒー業界は常に新しい問題を突きつけてくるので
学び続けなければならない
インプットとアウトプットの
サイクルが延々と続くので
毎日
昨日より少し賢くなったと思いながら
床につくことが
30年間のルーティーンです
一つに交わる交差点
2014年創業
45名の生産者を雇用している
クワトロ・カミノス
多数の投資家から
少しづつ資金を調達するビジネスモデルで
長期的な視点で事業運営や
農園開発を手がけている
耕作放棄地や生産状況が
あまり良くない農園を再開発し
スペシャリティーコーヒーを栽培出来る農園に
生まれ変わらせています
農業活動から得られる
純利益の最大20%を投資家に還元
残った利益を活用し
電気や水道
ガスストーブなどの
生活インフラを整備
農家の生活全般を改善し
労働環境を向上させるため
最新の設備や衣類
その他の物資の提供に当てて
政府が提供する
住民サービスを上回る社会保障を
提供しています
社名のクアトロカミノスには
たくさんの道が非膣に交わる交差点
という意味が含まれています
多様な事業が行われているここには
多様のコーヒーが集まり
たくさんの道がコーヒーを通して
一つに束ねられていく想いが込められています。